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加藤 直樹 学校長

コンクリート工学 建築工学科

地震に強いコンクリートづくりを実験で教えてくれる

加藤 直樹 学校長

コンクリート工学 建築工学科

授業の中で特に力を入れているポイントを教えてください。

私の授業では、コンクリートという材料そのものの性質や強度の違いを体で理解するために、実際に学生自身がコンクリートを配合し、強度実験を行うことに力を入れています。地震大国である日本の建築現場では耐久性を見極める力が不可欠です。実験の一つひとつで「なぜこうなるのか」を考え議論することで、理論と実践の両方を確実に身につけられるよう指導しています。学びを体感に落とし込むことで、現場で活きる知識と判断力を育てています。

学生が就職を目指すうえで、どのような力を身につけてほしいと考えていますか?

私は、専門知識や技術力だけでなく、自分で考え説明できる力を学生に身につけてほしいと考えています。コンクリートの配合や強度実験では「どういう要因が考えられるか」「どうすれば改善できるか」を自分で考え、仲間と意見を交わすことが必要です。このような主体的な思考力や説明力は、現場でのコミュニケーションや課題解決に直結する重要な力です。自分の考えを明確に伝える姿勢を大切に指導しています。

授業や実習を通して「この学生は成長した」と感じた印象的なエピソードはありますか?

ある学生が、最初は教科書通りの配合しか考えられなかったものの、実習を重ねる中で自ら積極的に強度や耐久性の違いを検証し、他の学生にアドバイスをするようになったことが印象に残っています。最初は実験手順の理解にとどまっていた思考が、原因と結果を自分の言葉で説明するまでに成長し、仲間との議論も活発になりました。その変化を見たとき、学びが確実に根付いたと感じました。

就職活動のサポートやキャリア教育で、学校全体として大切にしていることを教えてください。

学校全体では、学生が現場で即戦力として活躍できるよう、専門知識の習得だけでなく実習や実験を通じた体験的学びを重視しています。就職指導では、技術力に加えて、自己理解やコミュニケーション力を育成し、現場の課題に対して主体的に考え行動できる人材となるよう支援しています。また、実習経験を振り返り、それを自信につなげて面接で伝える力を磨くことも大切にしています。

建築・工学業界の現場で求められる人材像や向いている人の特徴を教えてください。

建築・工学の現場では、専門知識に加えて、現場の状況を的確に判断し臨機応変に対応できる力が求められます。特にコンクリートの施工や維持管理の現場では、材料の性質を理解し適切な提案ができる力が重要です。また、課題に対して原因を分析し、解決策を説明できる思考力やコミュニケーション力を持つ人は現場で信頼されます。チームで協力しながら仕事を進められる姿勢も大切です。

学生や入学を検討している方に向けて、浅野工学専門学校で学ぶ魅力やメッセージをお願いします。

建築やコンクリート工学に関心がある皆さん、浅野工学専門学校では実際の材料や設備を使いながら体で理解する学びができます。現場で求められる実践力と考える力を同時に身につけることで、自信を持って建設業界へ踏み出すことができます。興味を大切に、一緒に学びましょう。あなたの成長を教職員一同心から応援しています。