科目名 | デザインスタジオⅡ ※実務経験のある教員による授業科目(実習) |
担当者 | 加藤哲也 |
科 | 建築デザイン科 |
学年 | 2学年 |
受講期間 | 前期 |
単位 | 2 |
授業時数 | 60 |
教科書 | なし |
参考書 | なし |
到達目標 | これからの家についてのイメージをふくらませ、具体的に表現する。 |
講義内容 | 立体的に考え、それを図面化し、模型をつくり、コンセプトを考える。 |
評価方法 | 各授業の成果の積み重ねによる評価 |
受講者の皆さんへ:
コンベックスをいつも持ち歩き、図面に記した寸法を体験してみること。
- 前期授業計画
第1回 | |
---|---|
内容 |
コンセプトを見つけよう! |
詳細 |
図書室で自らの琴線に触れるようなアイデアを探す。 |
報告 | 住宅と庭は共にあることを思い、そこに抱く自分のイメージを探す作業。 |
第2回 | |
---|---|
内容 |
具体的に家のカタチをあらわす 01 |
詳細 |
エスキース模型の制作 |
報告 | 課題のスタート。 条件設定を行い、設計したい家(住宅+庭)への イメージを言葉(いずれコンセプトへとふくらます)で あらわす。 後半はそのイメージを大まかに模型でつくってみる。 |
第3回 | |
---|---|
内容 |
具体的に家のカタチをあらわす 02 |
詳細 |
エスキース模型の制作 |
報告 | 前回つくりはじめたおおまかな模型(エスキース模型)を 完成させる。 |
第4回 | |
---|---|
内容 |
模型から紙面へ |
詳細 | エスキース模型を参照しながらトレペにエスキース。 |
報告 | 住宅と庭のエスキースがスタート。 エスキースチェックを受けた学生は22名、残り43名。 学生の作業進行に差が出はじめる頃です。 |
第5回 | |
---|---|
内容 |
図面へ 01 |
詳細 |
配置図・平面図に寸法を入れる。 |
報告 | エスキース継続、数名が寸法入れの作業まで進む。エスキースチェックは7名(欠席者除)を残して時間切れ、来週に持ち越し。 |
第6回 | |
---|---|
内容 | 図面へ 02 |
詳細 | 配置図・平面図に寸法を入れる。 |
報告 | だんだんと作業スピードに差が出始める。平面図をまずはまとめた学生は数名。エスキースのチェックでまだ思案中が多くの学生。慌てるな、じっくり考えるところがこの時期だと伝えたつもりだけど、伝わったかどうかはわからない。 |
第7回 | |
---|---|
内容 | 図面へ 03 |
詳細 |
屋根のカタチを決める |
報告 | 屋根の形のエスキースチェックと平面図のエスキースチェックと…。少し作業スピードを上げようと伝えつつ、ほんとにこれでいいの?と問いかけたり、矛盾は設計作業にはつきものだけど…、それを体験するのも学習のひとつ。 |
第8回 | |
---|---|
内容 | 図面へ 04(6/7) |
詳細 |
断面図 |
報告 | 作業が断面図まで進んだのは学生全体の25%くらい、断面図を描き終えた学生はひとりという状況であります。図面には十分に集中して取り組んでいました。集中力を3時間持続させるのはたいへんだよね。勢いがついてきた学生は増えている、この先で挽回できるように感じています。 |
第9回 | |
---|---|
内容 | 図面へ 05(6/14) |
詳細 |
立面図を決める |
報告 | 断面図を描くためには、基礎・1階床まわり、1階天井・2階床まわり、2階天井・桁まわりの寸法の捉え方を身につけられれば、立面図を描くのは楽になる。なぜそういう寸法(数字)が出てくるのかを伝え、楽になるのを手助けする。あとは開口部の位置を決めれば立面図はできたも同じです。立面図まで進んだのは全体の2割ほど。 |
第10回 | |
---|---|
内容 | 模型へ 01(6/21) |
詳細 | 庭も含めた1/100模型の作成 |
報告 | 予定では今日から模型の作成に入るところだが、図面を描き上げてちらほらと模型をつくりはじめる学生がでてきた、といったところが現在の進行状態。この課題ではどんな家をつくりたいのかという自らの考えを他の学生や先生に伝えることを第一の目標と考えている。図面や模型はそのための道具。いつも「どんな家にしたいのか!」を自らに問いかけながら作業をして欲しい。 |
第11回 | |
---|---|
内容 | 模型へ 02(6/28) |
詳細 | 庭も含めた1/100模型の作成 |
報告 | 断面図は地面と1階床、1階天井と2階床、2階天井と屋根の3つの寸法の関係を押さえることが基本。窓は平面・立面・断面で押さえる。人の動きは平面と断面で押さえて、それに自然の動きと呼応させる。それらを統合して表現するものが模型。どんな家にしたいのか!?その思いをカタチにできるかどうか、そこまで考えながらつくれているかどうか…です。 |
第12回 | |
---|---|
内容 | 模型へ 03(7/5) |
詳細 | 庭も含めた1/100模型の作成 |
報告 | いまだ図面作成途中の学生もいれば、模型完成目前の学生も。スピードに差が生じるのは想定内ではあるが、その差を縮めていく方法も考えていかなくては… |
第13回 | |
---|---|
内容 | 模型へ 04(7/12) |
詳細 | 庭も含めた1/100模型の作成 |
報告 | 模型ができた学生はコンセプトを。このコンセプトというものをどのように表現していくのか、ここで作品の質の良し悪しの分岐点、ただ仕上げるだけでは足りないのだということを伝えられたかどうか。 |
第14回 | |
---|---|
内容 |
プレゼン資料(7/19) |
詳細 |
敷地を含めた配置・平面図とその他の必要図面とコンセプトをA3用紙にまとめる。(枚数自由) |
報告 | コンセプトの整理、模型製作、パソコンを利用してのプレゼンシートの作成など |
第15回 | |
---|---|
内容 |
アイデア発表会(7/26) |
詳細 |
説明(自分の作品)と感想(他者の作品) |
報告 | 8人程度のグループのなかで各自発表。発表される側は各案のコメントを作成し発表者に伝える。 |