建築工学科3年科目

測量学・同実習

公開日:2024年2月26日/最終更新日:2024年4月1日
授業概要・授業計画
科目名  測量学・同実習
担当者  喜田愛子
 建築工学科
学年 3学年
受講期間  通年 4月~3月
単位  4単位
教科書 測量(実教出版)
参考書
到達目標 測量の基本である距離・高さ・角度について誤差と精度の検証、調整を行い成果図表の作成ができる。

実習においては、機器の取り扱い、据え付け、計測方法を習得し、その成果を活用できるようになる。

講義内容 《講義内容》測量学全般の概要、建築に関わる工事測量、各種測量の実習に関わる内容を講義。

《実習内容》前期は機器の取り扱い、据え付け、距離測量、角測量、水準測量、平板測量について演習及び実習を行う。後期はトラバース測量、工事測量、墨出し、求積(計算・丁張り)について演習及び実習を行う。

評価方法  小テスト、成果図表、期末試験、講義及び実習の取組姿勢。

受講者の皆さんへ:予習、復習を怠らず、ノートや資料の整理を丁寧に行いましょう。

  • 前期授業計画
  • 後期授業計画
第1回
内容 測量の概要説明および演習
詳細 測量全般を概説、各種資格の説明、測量の基本演習。
報告
第2回
内容 距離測量1
詳細 歩測、繊維製巻尺による直接距離測量実習、内業で精度計算。
報告
第3回
内容 距離測量2
詳細 障害物がある場合の距離測量、内業で精度計算。
報告
第4回
内容 測量機器の取り扱い
詳細 測量機器の整準、求心の仕組みについて、機器の据え付けの練習。
報告
第5回
内容 角測量1
詳細 電子デジタルセオドライトによる三角形の内角を単角法で測量。許容誤差について、角度計算及び野帳の書き方。
報告
第6回
内容 角測量2
詳細 電子デジタルセオドライトによる三角形の内角を倍角法で測量。倍角法の測定角の計算方法及び野帳の書き方。
報告
第7回
内容 角測量3
詳細 電子デジタルセオドライトによる3点間の挟角を方向法で測量。複数対回の水平角の現地計算及び野帳の書き方。
報告
第8回
内容 角測量4
詳細 角測量の測定角の調整計算。角測量1,2のデータを用いて計算書作成。
報告
第9回
内容 水準測量1
詳細 自動レベルの使用説明、据え付け、昇降式水準測量の実習。許容誤差について、地盤高の計算及び野帳の書き方。
報告
第10回
内容 水準測量2
詳細 自動レベルによる器高式水準測量の実習。許容誤差について、地盤高の計算及び野帳の書き方
報告
第11回
内容 水準測量3
詳細 調整地盤高の計算。水準測量1,2のデータを用いて計算書作成。
報告
第12回
内容 平板測量1
詳細 平板測量の説明、平板の据え付け。導線法による骨組み測量の実習。
報告
第13回
内容 平板測量2
詳細 平板測量による細部測量。平板測量1で作成した成果図を用いて放射法により細部を測量する。
報告
第14回
内容 平板測量3
詳細 平板測量による細部測量。平板測量2の細部測量結果を用いて平面図を作成する。
報告
第15回
内容 期末試験及び演習
詳細 筆記試験実施。終了後に正答確認。前期の結果まとめ。
報告
 
第1回
内容 概要説明、前期の復習
詳細 測量機器の取り扱いについて確認。前期の復習。
報告
第2回
内容 距離測量3
詳細 巻尺の長さが足りない場合の距離測量。セオドライトを用いて正確に側線長を測量する。
報告
第3回
内容 トラバース測量1
詳細 トラバース測量の外業説明、巻尺と電子セオドライトによる四辺形の測距及び測角。
報告
第4回
内容 トラバース測量2
詳細 トラバース測量の外業説明、巻尺と電子セオドライトによる四辺形の測距及び測角。測量(外業)結果の整理。
報告
第5回
内容 トラバース測量3
詳細 トラバース測量の内業説明。トラバース1,2のデータの緯距、経距の計算。許容誤差を超えた場合は再測。
報告
第6回
内容 トラバース測量4
詳細 トラバース測量の内業説明。トラバース1,2のデータの閉合誤差、閉合比計算。許容誤差を超えた場合は再測。
報告
第7回
内容 トラバース測量5
詳細 トラバース測量の内業説明。トラバース3,4のデータを用いて調整量の計算。トラバース計算表の作成と成果図の作成。
報告
第8回
内容 トラバース測量6
詳細 トラバース測量の内業説明。トラバース3,4のデータを用いて調整量の計算。トラバース計算表の作成と成果図の作成。
報告
第9回
内容 求積測量1
詳細 トラバース測量のデータを用いて座標法による面積計算。
報告
第10回
内容 求積測量2
詳細 トラバース測量の成果図を用いて三斜法、三辺法による面積計算。座標法による面積計算結果との精度の比較。
報告
第11回
内容 工事測量1
詳細 電子セオドライトと巻尺を用いた直方形の測設、測線の延長。
報告
第12回
内容 求積測量3
詳細 両端断面平均法、点高法による土量計算(体積)の演習。工事測量1で測設した測点を用い点高法による土量計算と均し高さ計算。
報告
第13回
内容 工事測量2
詳細 オートレベルによるレベル出し(等高点の測設)。
報告
第14回
内容 工事測量3
詳細 電子セオドライトと巻尺を用いた芯の設置(平面位置の表示)。
報告
第15回
内容 期末試験及び演習内容
詳細 筆記試験実施。終了後に正答確認。後期の結果、1年間のまとめ。
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