浅野工学専門学校
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30旧三井物産横浜ビル大正14年、関東大震災後の都市復興のために「コンクリートのスペシャリスト」養成が求められました。そこで横浜市の委託を受け設立された混凝土(コンクリート)工法講習所が、浅野工学専門学校の原点です。近代日本のインフラづくりに貢献した創立者が興した学校だからこそ、建設業界と太いパイプを持っています。これまでも、実学を中心とした全科目必修のカリキュラムで学生に確かな知識と技術を提供し様々な資格取得を実現してきました。そして今も業界に有為な人材を輩出し続けています。浅野工学はあなたの夢を全力でサポートします。ともに建設業界の未来を創っていきましょう。旧生糸検査所のインテリア・家具デ ザインスケッチ(直筆)沿 革校章の由来遠 藤 於 菟(1866〜1943)1911年竣工、1927年一部増築日本最初の全鉄筋コンクリート造オフィスビル浅野工学専門学校の校章は、3つのAの間にCとT が 重 なり 合って 形 作 ら れ て おり、そ れ ぞ れAsanoのA、ConcreteのC、TechnologyのTを表しています。前身である混凝土(コンクリート)工法講習所の開設を礎に、建築の道を志し未来を切り拓く夢と信念を象徴しています。元の建物は1926年竣工1925年 浅野総合中学校内に横浜市の委託を受け混凝土(コンクリー1929年 2年制の混凝土(コンクリート)専修学校を創立。1940年 学制を3年制に移行し、浅野高等工学校と改称。1947年 学制を4年制に移行し、浅野学園工学部と改称。1976年 法改正(学校教育法・専修学校制度)により学校法人浅野工学1989年 女子建築デザイン科設置 (2年制・4月開講)。1995年 専門士付与認定。1998年 女子建築デザイン科を建築デザイン科と改称。2004年 建築デザイン科デザイン、インテリアの2コースへと設置変更。2005年 建築工学科に高度専門士(大学院入学資格)付与認定。2014年 建築工学科・建築デザイン科ともに文部科学大臣より「職業実2019年 創立90年。2024年 建築デザイン科を建築設計・デザイン科と改称。ト)工法講習所開設。園・浅野工学専門学校と改称、建築工学科設置(4年制)。建築CAD科設置(2年制)。践専門課程」認定。遠藤於菟は、わが国における鉄筋コンクリート建築の先駆者として日本近代建築史上に名高く、横浜・関内の日本大通りに残る「旧三井物産横浜ビル 」や「旧生糸検査所」(横浜第二合同庁舎)を設計するなど、横浜の代表的な歴史的建造物に関わりの深い建築家です。彼は浅野工学専門学校の専任講師として、建築構造や 建築デ ザイン・インテリアデ ザインを担当し、西洋から導入された最先端の技術とデ ザインを本校で指導されました。その思想や 教育理念は現在まで脈々と引き継がれています。遠藤先生は多くの設計図面やスケッチを本校に残され、それらは大切に受け継がれてきました。旧生糸検査所(復元)浅野のデザイン・インテリア教 育

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