1265場所や風土、目的、人など、多角的な要因から造られる建築物は何ひとつとして同じものはありません。そこに携わる人たちも同じです。様々な役割を持つプロフェッショナルが集結することで、新しい建築が今日もゼロから誕生していきます。設計大規模建築設計住宅一級建築士(国家資格)一級建築士は、建築できる建造物に制限がなく学校や病院、百貨店などの大規模建築を取り扱えます。仕事内容は、大きく分けると「設計業務」と「工事監理業務」の2つがあります。・構造設計…建物の土台となる基礎や柱や梁の太さ、鉄筋の本数などの骨組みを設計することで、建築物の安全性を確保します。・設備設計…建築物を利用する人が快適に過ごせるように室内環境の設計を行います。例えば、エアコンや換気設備などを管理する「空気調和設備」、水道水やトイレの排水などを管理する「給排水衛生設備」、照明やコンセントなどを管理する「電気設備」が挙げられます。・意匠設計…建造物をデザインする業務になります。内観、外観、構造、配管を鑑みて利便性やデザイン性に対応した設計を行います。設計後、設計図面通りに工事が進行しているか確認・管理を行います。二級建築士(国家資格)一級建築士と比べ、取り扱える建造物には制限があります。木造および鉄筋コンクリート造、鉄骨造、石造、れん瓦造、コンクリートブロック造、無筋コンクリート造などの建物の設計が可能となります。木造建築の場合、高さが13mかつ軒の高さが9m以下のもの、木造以外の鉄筋、鉄骨造などの場合は延べ面積が30㎡〜300㎡、高さが13mかつ軒の高さが9mまでの建造物の設計が可能です。仕事内容は「設計業務」、「工事監理業務」となります。ゼロから建築を生み出すということ
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